★ひとファイル★

馴染んだ、親しんだ、愛した、嫌った、わたしが出会ったひと達のお話

いちばん近くて遠いひと8

2人暮らしの家計がどうなっているのか

詳しいところを知らない。

諍いになるたびに

してあげている側としてもらっている側とゆ

話になるので

それが負担になるのならば

家計をひとりで切り盛りせず、いったんオープンにして

ふたりで収支を把握してはどうだろうか、という

わたしにしては真っ当な申し出は叶えられない。

 

理由を尋ねてみると

きっちり計算して

足らない足らないできゅうきゅうした思いをするより、ざっくり捉えていたいからだ、とのお返事。

意味がよくわからない。

 

わたしはざっくりどんぶり勘定派なので

それでいっこうにかまわないワケなのだが

家計的に自分のほうが負担大なのに

ハナコはその分を他で補うことをしない、と

責められたらば、まずその家計負担をイーブンにしませんか?となるのは当然ではないだろうか。

 

家事もするし、彼の嫌がることをしないようにもつとめている。

養ってくれ、とも思わないからこそ

経済的負担緩和のために定職にもついた。

 

彼がわたしにしてほしいこと、の

1番は

そういうことではない、という。

彼の自営の仕事を覚え、いつ何があっても

交代できる人員となり、

彼が病んだらば、ベストオブ対処をしてみせること。

 

いくら望んでもわたしが

それをしないから他の経済的負担やらで

責めるほかなくなるのだ、とゆ。

 

彼は将来に向けていくら貯めても不安なのだという。自分には救済してくれる人がいないから。

だから自営の仕事だけでなく

夜もバイトで黙々と稼ぐ。

 

昼の仕事も正規雇用なので一応は

9時5時のわたし。

じゅうぶんに働いていると思っているのだが

経済的負担大だ、とゆ彼が

プラスオンでバイトをしているとなると

なんとも居心地が悪いので

一時期は合わせてわたしも夜のパートに従事していた。

 

そのバイトを辞めたのが4カ月ほど前の話。

いろんな出来事があり、続けない方が賢明だという自己判断だったし、事前に彼にも報告はしたのだが

のちのちにこの件で一悶着起こることになる。

 

パートを辞めた直後の昼の給与が

おもいのほか少なく、パート収入が途絶えた事で早々にピンチに陥り

なんとか彼に頼らず切り抜けようとするも

出来かねて、やむなく彼に次回給与までの貸付をお願いしたのだ。

10000円貸してください、と。

 

その10000円は用意された。

ただし、4時間にわたる説法付きで。

 

わたしの計画性のなさ。

パートを辞めた経緯。

自己判断で辞めておいて支援しろとは何事か。

アレがいけないコレがいけない。

まぁ出るわ出るわ。

 

借りる側は、

貸してもらう事に感謝こそすれ

なにをどういわれようがどんな目にあおうが、借りるとゆ目的が

果たせるのだから良いではないか。

という理屈らしい。

 

まぁ弱者の扱いはそれくらいに雑でよいのじゃないですか?

それはそれは10000円という大金をご用意くださってありがとうございます。

伏して御礼申し上げまする。 

 

こちらもなかば投げやりになる。

 

そんなわけで今、夜の部無収入状態を

暗に責められている状況。

今日の昼間、息抜きに出かける理由として

夜バイトの話を聞きに行く、とラインで告げた。

 

実は前のバイトを辞めてから他をすぐに見つけて働き始め

職場の雰囲気とアバウトすぎるシフトをみて

僅かな期間で辞めた経緯があるのだが

 

ラインの返事は

 

まえの短期間でおわったバイトの経緯の二の舞を踏まないでくださいね。

あなたがひとりで動いてあたらしくなにかを始めようとしたときに前と同じ経緯を踏まないでくださいね。

 

嫌な言い方である。

前と同じ経緯というのはひとりで勝手に決めてきたことを指すのだろう。

 

稼いでこようという意思表示はさらっと流しながら

いちいち、どこで、どんなふうに、まで許可を得ろというのか。

 

ずいぶんと圧をかけてくるじゃないか。

ほっといてくれ。

 

やめたい。

ふたりでいることを。

こんなふうならやめてしまいたい。