★ひとファイル★

馴染んだ、親しんだ、愛した、嫌った、わたしが出会ったひと達のお話

納得

タイトルに惹かれて借りた本を読んだ。

 

その通りだな、と、にやり笑ってしまった箇所がある。

 

「悪人はいつもイヒヒと笑い、

正義の味方はいつも怒っている。」

 

確かにそうだ。

善悪、の、悪を行い、したり顔で笑う怪人。

よくも!許さないぞ!と怒るヒーロー。

 

善とされるヒーローはたいてい怒りんぼだ。

 

先日お茶した、とある団体の勧誘メンバーとの

談話の最中に盛り込みたかったと思う。

 

犯罪もモラルも、時代や背景ごとに真逆になったりする。

善悪はその時々の多数決で決まるのだから。

彼らのいう「正しい行い」を遂行した結果

100年後の子孫らが、先祖の愚行に頭を抱える可能性はゼロではない。

 

戦争による大量殺人を犯して英雄になった人が

近隣住民に銃を乱射して終身刑、が

まかり通る不思議な世界。

 

善悪など、ある、とされるばかりの幻。

 

分厚い本に書かれてあることは

こうではないかな、と、世界と自分の関係性を考えるなかで常、結論づけたものに近く、

納得に納得を重ねたという具合。

 

わたしがしんだら

わたしのいない世界が残されるのではない。

わたしが世界を消滅させるのだ。

 

世界はわたしで

わたしは世界。

 

おそれることはなにもない。

あるものはいつかなくなる。

 

わたしに与えられた宇宙時間の限りを

知恵と惰性のみで存在しきる、

それだけだ。