★ひとファイル★

馴染んだ、親しんだ、愛した、嫌った、わたしが出会ったひと達のお話

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小僧は変わらず小憎たらしいまま。

 

自粛も解け、非日常の温い2ヶ月が終わろうとしている。

感情の起伏グラフの波も穏やかになってきたせいか、小僧サイドの言い分を加味しながら考えるようになってきた。

 

彼氏という役回りの人には、無条件で庇護されるものだと勝手に思い込んできた事は

良くはなかったな、と。

 

ただ、なんというか

とどのつまり、わたしの理想の相手など

きっと地球上に存在しないのだ。

 

豪気で情にもろく、後先より、今が大事で

お人好しで、賢くて、ユニークで、器用で

なによりわたしの事が大事で

わたしの感情に常にアンテナを立て、

わたしが望むことを叶えようと必死になり

決してわたしにダメ出しなどせず

来る日も来る日も、熱い眼差しを向け、

決して尽くしている、とは思わず、本望だと心底思っている。。

彼がそんなコだと、期待してしまったのには

それなりの理由があるのだが、

まぁ、結果、そんなわけないじゃん、だった、という事で。

 

プライベートと仕事は別だ、と思う事にして

鼻息荒く彼の職場に出向き、

書類の処理の仕方についていくつか質問。

教えてくれるのは有り難いのだが、彼の回答に毎回こころがささくれ立つ。

たとえば

「印を押すのはココとココとココだよね?」と

わたしが問う。

望む回答は

エスかノーか、あるいは、「いや、ココだけだよ。」

なのだが、

彼はまず先に回答しない。

長い長い長い長い解説から始めるのだ。

その書類の辿り着く先があそこなのだから

ああで、こうで、たとえばこの書類ならば

ここがこうなっているからこうで云々。。

あまりに長いため、結局、どこに印を押すのか、の答えのインパクトが薄々になり、

答えてもらったのかどうかもわからないままに

質問タイムが終了してしまうのが常。

 

今日も一悶着。

処理済みの書類を所定の位置に分類しようと

デスクの引き出しをあけ、種類ごとにピンで止めてある書類に、処理したばかりの書類を重ねて止めようとしたときのこと。

ピンで止められていない書類が1枚だけ

重なって置いてあるものを、分類不可だと解釈して、脇に避けたとたんに

なぜ避けたのか!と、鋭い声が飛んできた。

ん?。。どう答えてよいかわからなくなり

沈黙していると

なぜ避けたのかと聞いているんだ!と

いやぁな圧をかけてくる。

 

。。なぜ?避けたか?。。

いや、なんらかの理由により、彼がピンで閉じずに避けてあるものだと解釈しただけなのだが。

てか。。そんなに目くじら立てるよなことか?

 

どうやらたまたまピンで閉じてはなかっただけで同種類の書類を重ねて置いていたものを

わたしが横に避けたことが不正解だ!と

激オコになっている様子。

 

しかも

「違う書類同士を混ぜてしまった、というミスならまだしも

同じ書類を違うものと認識するなんて

普通はしない。ありえない。」と言う。

 

。。。逆じゃね?

違う書類同士を混ぜ合わせるほうが致命的じゃないのだろーか。。

同じ種類の書類を弾いてしまったのなら、最終

束ねるだけで解決だけど

違う種類の書類に混ぜたら気づかなかったらアウトじゃん。。

 

ねちねちねちねち

同じことばかりぶつぶつ言いながら責めてくる。

 

だいぶん前から分かっているのだが

小僧は、教える、ということが下手くそだ。

猫や犬を躾けるときのやり方が有効だと信じて疑わない。

そうではない、と、いくら言っても耳を貸さない。

脅してビビらせれば出来るようになると思っている。 

 

職場の彼は

ただの嫌な上司だ。

いや

大嫌いだ。