★ひとファイル★

馴染んだ、親しんだ、愛した、嫌った、わたしが出会ったひと達のお話

「あきゅらいず」使ってみた話

毎日更新のライン漫画を読んでいる。

広告を視聴すると翌日更新分が先読み出来たりする。

 

なので、せっかちなわたしはよく、広告を視聴してしまうのだが、そこでシツコイくらい流れてくる「あきゅらいず」という

基礎化粧品コマーシャルと出会った。

 

商品の内容を説明しているのかと思いきや

さとう珠緒が会社を訪問し、社内にいる女性社員が皆、艶やかな肌であることを称え

皆さんスッピンなんですね?と驚く。

映し出された女性社員はみな中年だろうに

確かにツヤツヤした張りのある肌をしている。

疑り深いわたしは、撮影直前にオリーブオイルでも塗りたくったんじゃないのぉ?とか勘繰る。

 

数回みているうちに、騙されるなら騙されてみようか、とおもいはじめ、

ちょうど基礎化粧品が切れたこともあって

お試しセットを頼んでみた。 

 

「泡石」と書いてホウセキと読ませる洗顔石鹸

「優すくらぶ」という名の洗い流すパック

「秀くりーむ」という名の保湿クリーム

ネーミングに愛がある気がして期待度が増す。

ほどなく4日分が届いた。

 

さっそく洗顔石鹸から使ってみる。

手で、テニスボール大に泡だてろ、的な説明があるも、以前幾度となくトライして挫折してきたため、100均で買ったプラスチックの泡だて器の中に石鹸とぬるま湯をすこしいれて掻き回し、石鹸を取り出してピストンを上下させてシャカシャカ。

容器の中で泡が最大限に膨らんだところで取り出して、顔にひろげてゆく。

洗顔は、泡を転がすようにせよ、とどこでも言われるけれど、その根拠がなんなのかわたしは知らない。ほんとかー?と思いながらもやってみる。

手で泡の上っ面を触りながら円を描くように動かすと確かに気持ちいいし、自分がお肌を大切にしたがってる良い子になった気分になる。

顔面泡で覆われて目が開けられないほどになったところでぬるま湯を押し当てるようにしながら洗い流す。

洗い流したあとがすばらしい爽快感。

なかなかよいではないか。合格。

 

つぎに、洗ったあとタオルで拭き取らずに塗れと書いてあるパックを塗ってみる。

パックは2種類あるのだが、ハッカをチョイスしてみた。

塗り終えてほどなく、痛いくらいの刺激が。

子供だったら、ぎゃー、と叫んで涙目になるだろう。

どう表現すればよいのだろう。

歯磨き粉を顔中に塗りたくったような、

ミントの葉をすり潰してのせたような、

しゅわしゅわひりひりした刺激を30秒我慢して洗い流してみた。

ゆっくりタオルで拭き取ると

肌がひんやりしているのがわかる。

このパックで肌が荒れるのじゃないか、とすこし不安になるも、続けて保湿クリームを。

 

ふむ。優しい香り。しゃらっとしていてよく伸びる。

すぐに浸透してゆくわけではなさそうで

肌はツヤツヤてかてか。

 

夜の部はこの3つをやれ、と。

朝はパック以外をやれ、と。

 

無言星人と化した彼との生活で

時間だけは山ほどあるため、そのまま続けてみた。

 

パックの痛い刺激は徐々におさまり、

いつしかその刺激と爽快感にハマってしまった。

和漢の「草根木皮たまり」というのが、どれほどに優れたものなのか、わからないし、万人共通効果が期待できるのかと疑ぐる気持ちは残れど

もう少し続けてみたくなり、少々高価な買い物にはなったけれど

2ヶ月分のセットを注文してみた。

 

洗顔石鹸を泡立てるのに、泡だてネットを買いに行き、

まてよ?と思い立ち、泡だてネットよりもキメの細かい、洗濯機に取り付けるごみ取り用の替えネットを購入。

これがなかなか良い仕事をしてくれるのだ。

あっという間にテニスボール大のモコモコ泡がつくれる。

 

ツヤツヤぴちぴち肌になったところで

たぶんすっぴんで出勤することはないだろうけれど

毎日のルーティンのひとつに組み込む事で

ココロには良いとおもうのだ。